立冬とは?意味や時期・冬の始まりを告げる季節の特徴と過ごし方

2026年9月11日

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立冬(りっとう)は、二十四節気のひとつです。

名前のとおり、暦の上で冬が始まるころを表します。

とはいえ、実際にはまだ秋らしい日も多く、「本当にもう冬なの?」と感じることもありますよね。

立冬のころは、朝晩の冷え込みが強くなり、木々の葉も少しずつ落ち始めます。

冬本番に向けて、衣類や暖房などの準備を始める時期でもあります。

この記事では、立冬の意味や時期、どんな季節なのかを紹介します。

七十二候や旬の食べ物、この時期の過ごし方についてもあわせて見ていきましょう。

立冬とは?

立冬は、二十四節気のひとつで、暦の上で冬の始まりを表す日です。

二十四節気では、春・夏・秋・冬をそれぞれ6つの節気に分けており、立冬は冬の最初にあたります。

立冬の意味

「立」には、季節の始まりという意味があります。

そのため立冬は、文字どおり「冬が立つ=冬が始まる」ころを表します。

ただし、立冬を迎えたからといって、すぐに真冬の寒さになるわけではありません。

地域によってはまだ紅葉が見頃だったり、日中は過ごしやすかったりと、秋の名残を感じる時期でもあります。

立冬の由来

立冬は、中国で生まれた二十四節気が日本に伝わったものです。

二十四節気は、太陽の動きをもとに1年を24の時期に分けた暦で、農作業や季節の目安として使われてきました。

立冬は、その中で冬の始まりを示す節目として位置づけられています。

二十四節気ではどんな位置づけ?

二十四節気では、立冬の前が霜降(そうこう)、次が小雪(しょうせつ)です。

季節の流れとしては、

霜降 → 立冬 → 小雪

と進みます。

立冬は、秋から冬へと季節が切り替わる境目にあたる節気です。

立冬はいつ頃?

立冬は、毎年11月7日ごろに訪れます。

ただし、二十四節気は太陽の動きをもとに決められているため、年によって日付が1日前後ずれることがあります。

立冬は毎年同じ日?

立冬の日付は、毎年まったく同じではありません。

多くの年では11月7日ごろですが、年によっては11月8日になることもあります。

そのため、その年の正確な立冬の日付を知りたい場合は、毎年確認する必要があります。

立冬の期間はいつからいつまで?

二十四節気では、立冬は「その日」だけを指す場合と、次の節気である小雪の前日までの期間を指す場合があります。

つまり、立冬の期間はおおよそ

11月7日ごろ〜11月21日ごろ

です。

この時期は、秋から冬へと季節が切り替わっていくころにあたります。

その年の立冬の日付や期間は、立冬の日程の記事で確認できます。

立冬はどんな季節?

立冬を迎えるころは、暦の上では冬ですが、実際の気候にはまだ秋らしさも残っています。

朝晩の冷え込みが強くなり、日が暮れる時間も早くなる一方で、日中は過ごしやすい日もあります。

暦の上では冬の始まり

二十四節気では、立冬から立春の前日までが冬にあたります。

そのため、立冬は冬の入口となる節目です。

ただし、日本では地域によって気候差が大きく、立冬のころでもまだ紅葉が見頃の場所があります。

「立冬=すぐに真冬」というより、秋から冬へ少しずつ移り変わっていく時期と考えるとわかりやすいでしょう。

実際の気候ではまだ秋らしさも残る

立冬のころは、朝晩と日中の寒暖差が大きくなりやすい時期です。

北日本や山間部では雪が見られることもありますが、平地ではまだ本格的な冬の寒さにはならない地域も多くあります。

木々の紅葉や落葉が進み、景色にも少しずつ冬らしさが加わっていきます。

小春日和が見られることも

晩秋から初冬にかけて、穏やかに晴れて暖かく感じる日を小春日和(こはるびより)といいます。

名前に「春」と入っていますが、春の天気を表す言葉ではありません。

立冬のころでも、風が弱く日差しが暖かい日は小春日和になることがあります。

寒さが深まっていく中で、ときどき訪れる穏やかな暖かさも、この時期ならではの季節感です。

立冬の七十二候

立冬の期間は、さらに約5日ずつの3つの時期に分けられます。

これを七十二候(しちじゅうにこう)といい、季節の細かな移り変わりを表したものです。

立冬の七十二候は、次の3つです。

山茶始開(つばきはじめてひらく)

立冬の初めごろを表す候です。

「山茶」はツバキではなく、サザンカを指すとされています。

サザンカは晩秋から冬にかけて花を咲かせるため、季節が冬へ向かっていることを感じさせる植物のひとつです。

地始凍(ちはじめてこおる)

立冬の中ごろを表します。

朝晩の冷え込みが強まり、大地が初めて凍り始めるころという意味です。

地域によっては霜が降りたり、水たまりに薄い氷が張ったりと、冬の寒さを実感する日が増えてきます。

金盞香(きんせんかさく)

立冬の終わりごろを表す候です。

ここでいう「金盞香」の金盞は、一般的なキンセンカではなく、スイセンを指すとされています。

スイセンが咲き始め、冷たい空気の中にも冬らしい花の景色が見られるころです。

七十二候まで見ると、立冬は単に「冬が始まる日」ではなく、植物や気温の変化を感じながら冬へ移っていく時期だとわかります。

立冬のころは何をする?

立冬は、暦の上で冬が始まる節目です。

この時期に必ず行う決まった行事があるわけではありませんが、寒さが本格的になる前に冬支度を始めるタイミングとしてちょうどいい時期です。

衣類や寝具を冬物に替える

朝晩の冷え込みが強くなる立冬のころは、衣替えを終えたり、厚手の布団や毛布を準備したりする時期です。

日中は暖かくても朝晩は冷えることがあるため、重ね着できる服装を意識すると過ごしやすくなります。

暖房器具を準備する

ストーブやヒーター、こたつなどの暖房器具を使い始める前に、掃除や点検をしておくのもおすすめです。

エアコンのフィルター掃除や加湿器の準備など、冬本番に備えて室内環境を整えておくと安心です。

体調管理を意識する

立冬のころは、昼夜の寒暖差が大きくなりやすく、空気も少しずつ乾燥してきます。

衣類で体温を調整したり、室内の乾燥対策をしたりしながら、無理なく冬の気候に慣れていきましょう。

立冬は、特別な行事をする日というより、これから始まる冬を快適に過ごすための準備を始める時期と考えるとわかりやすいです。

立冬のころに旬を迎える食べ物

立冬のころは、秋の味覚が残りつつ、冬に旬を迎える食材が少しずつ増えてくる時期です。

旬の食べ物は味がよく、季節を感じやすいのも魅力です。

魚介類

この時期は、脂がのっておいしくなる魚が増えてきます。

代表的なのは、鮭・さば・ぶり・牡蠣などです。

地域によって旬の時期は少し異なりますが、秋から冬へ移る季節ならではの魚介を楽しめます。

野菜

立冬のころには、大根・白菜・ねぎ・ほうれん草など、寒い季節に活躍する野菜も旬を迎えます。

鍋料理や煮物など温かい料理にも使いやすく、冬らしい食卓になっていきます。

果物

果物では、柿・りんご・みかんなどが楽しめる時期です。

秋の果物と冬の果物が入れ替わっていくころでもあり、食べ物からも季節の変化を感じられます。

なお、立冬には冬至のかぼちゃのような全国的に決まった行事食があるわけではありません

立冬に食べるものや旬の食材、中国での風習については、立冬の食べ物の記事で詳しくまとめています。

立冬と冬至はどう違う?

立冬と冬至は、どちらも冬に関係する二十四節気ですが、意味や時期は異なります。

立冬は「冬の始まり」を表す節気で、例年11月7日ごろです。

一方、冬至は1年の中で昼が最も短く、夜が最も長くなるころを表し、例年12月21日〜22日ごろに訪れます。

二十四節気の順番では、

立冬 → 小雪 → 大雪 → 冬至

と進みます。

つまり、立冬は冬の入口、冬至は冬が深まったころの節目と考えるとわかりやすいです。

また、冬至にはかぼちゃを食べたり、ゆず湯に入ったりする風習がありますが、立冬には全国的に定着した行事食や風習はあまりありません。

立冬と冬至の違いは、比較記事で意味・時期・食べ物まで詳しくまとめています。

「立冬の候」とは?

「立冬の候(りっとうのこう)」は、手紙やビジネス文書などで使われる時候の挨拶のひとつです。

「立冬を迎え、暦の上では冬となりました」という季節感を表す言葉で、一般的には立冬のころから小雪の前日ごろまで使われます。

かしこまった手紙では、

立冬の候、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

のように、文章の冒頭で使われます。

ただし、時候の挨拶は地域の気候や相手との関係によって表現を調整することもあります。

『立冬の候』の使い方や11月の時候の挨拶は、時候の挨拶の記事で詳しく紹介しています。

まとめ

立冬は、二十四節気のひとつで、暦の上で冬の始まりを表す節気です。

例年11月7日ごろに訪れますが、実際の気候ではまだ秋らしさが残る地域も多く、少しずつ冬へ移り変わっていく時期でもあります。

立冬のころは、衣類や寝具、暖房器具を整えるなど、冬本番に向けた準備を始めるのにちょうどいい時期です。

また、七十二候や旬の食べ物、小春日和などに目を向けると、季節の細かな変化も感じやすくなります。

暦の上の節目を意識しながら、これから始まる冬を気持ちよく迎える準備をしていきましょう。

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